シーバス用のミノーで名作と言われるルアーは多々ありますが、本日はその中で管理人が好んでよく使っている一つをご紹介したいと思います。
そのルアーは、シマノから発売されている“サイレントアサシン“シリーズです!
遠投性能などのルアー性能はもちろん、デザイン面でも非常に好みなのですが、ルアーサイズや内部構造のタイプなどでかなり幅広いラインナップがあり、管理人自身もちょっと混乱しているところがあるので、情報整理する意味でも書いていこうと思います。
その記念すべき最初は、“サイレントアサシン 99 F(フローティング)モデル ジェットブースト”です。
特徴
サイレントアサシン 99F ジェットブースト。
商品名の意味としては、
・サイレントアサシンというルアーの99mmサイズ
・F(フローティング)タイプ
・ジェットブーストという重心移動システムを搭載している
という感じです。
まず、サイレントアサシンにはこの記事執筆時点で、80mm・99mm・120mm・129mm・140mm・160mmの6サイズがラインナップされています。
※ストロングアサシン 125という派生モデルもあるのですが、今回は省略。
ちなみに、ストロングアサシンとサイレントアサシンの違いは、メーカーHPによるとボディの肉厚化と各アイ部を貫通ワイヤーで一体式にしたことによる高強度との事です。
【※ストロングアサシン 125という派生モデルもあるのですが、今回は省略】
シーバスを狙う上でミノーのサイズはその時期にメインベイトとなっている魚のサイズに合わせるのが基本となっていますが、その上でどの季節・どの場所でも使いやすいサイズと言われているのが99mmです。
ハードルアーは、内部ウエイトや構造を調整してルアーの浮力を変化させることで、水中でのルアーの挙動を意図的に変えることが出来ます。
その挙動の違いで、F(フローティング)・SP(サスペンド)・S(シンキング)、と大きく3タイプが存在します。
ルアーによってはフローティングだけだったり、シンキングモデルだけなかったりなどするのですが、サイレントアサシンの99mmサイズはこの3つのタイプが全て存在し、釣り場の状況によって使い分けが出来るようになっています。
ちなみに、
F(フローティング):水面に放置すると浮き続け、ラインを巻くと水中に潜っていく。そして水中で止めると、水面まで浮き上がる。
SP(サスペンド):水面に落とすとゆっくりと沈んでいく。ラインを巻くと水中に潜っていく。そして水中で止めると、止めた水深に漂い続ける。
S(シンキング):水面に落とすとどんどん沈んでいく。ラインを巻くと潜っていく。そして水中で止めると、さらに沈んでいく。
という挙動をとります。
シーバス釣りにおけるフローティングモデルのメリットは、他のタイプより浅い水深を狙いやすい、アクションが比較的強めで手元に操作感が伝わりやすい、根掛かりした場合などに外れやすい、ただ巻きするとルアーが大きく動いて強くアピールする、などが挙げられます。
デメリットとしては、他のタイプと比べてウエイトが軽くなりがちなので比較した場合若干飛距離が劣る、水の流れが早すぎると巻き抵抗が重くなりすぎる、ルアーをゆっくり巻きすぎるとどんどん浮いてきてしまうのである程度早めのスピードで巻かないといけない、などです。
その上で、サイレントアサシン 99のフローティングモデルは、浅い水深を狙える・根掛かりを回収しやすいなどのメリットはそのままですが、リップの大きさが他と比べ少し小さめな設計になっているのでルアーアクションは明確に強くないはずです。その分、ドリフトなど流れに乗せる使い方はやりやすいのではと思われます。
ちなみに、シマノ製のルアーはパッケージにルアーサイズとタイプ(FかSPかSか)の情報を教えてくれる、大きめで派手なシールが貼られているのですごく分かりやすいです。
その他、ルアーの詳細情報も結構細かに記載されているので、スマホなどで調べ直す必要もなく、非常にありがたいです。
ジェットブーストというのは、シマノ独自のルアー用重心移動システムの名称です。
このシステムがあることで、ルアーキャスト時の飛距離が非搭載のものに比べ圧倒的に伸びるという、ありがたいシステムです。
他にも、飛行時の姿勢安定性向上、速やかな泳ぎ出しなどのメリットもあるそうです。
とりあえず、シマノ製ルアーでジェットブーストと記載があれば、それは重心移動を搭載していますよ、と教えてくれていると理解していればよさそうです。
全体写真
スペック | |
---|---|
全長 | 99mm |
重量 | 14g |
潜行深度 | 30~80cm |
タイプ | フローティング |
フックサイズ | #4サイズ |
全体的な形状としては、比較的細身なデザインが多いミノーですが、サイレントアサシン99は体高があり全体的に太めの印象があります。
重量は14gと、シーバスでよく使われるMLやMなどの硬さのロッドでキャストしやすく操作させやすいと思います。
潜行深度は30~80cmと水面直下より少し深めのレンジ。
フックは大きめの#4サイズが2つ取り付けられています。
ちなみに、フロントアイにリングなどは取り付けられていませんので、使用する際には別途スナップなどを用意する必要があります。
また、メーカーHPによると、現在生産されているものはリップの素材が改良により折れにくくなっているそうです。
ちなみに、写真のものは改良品の方みたいです。
まあどちらでも魚が釣れることに違いはありませんが、釣具屋などの店頭にあるものは改良前のモデルもまだ残ってそうなので、気になる方はご購入される際にはチェックされた方がいいかもです。
ルアーの腹部には、ルアー名とサイズなどがプリントされています。
そしてフローティングモデルを象徴するリップの形状。
サスペンドモデルやシンキングモデルは丸いリップ形状をしていますが、フローティングモデルは写真のように角張った細身のリップ形状をしています。
なので、腹部のロゴが消えてしまっても判別がつきやすいと思います。
スペアパーツ
純正品がどのメーカーのものかよく分からないので、管理人のオススメを。
ソルトルアーはフックの劣化が激しいので、気になったら即交換がマストです!
まとめ
今回は、サイレントアサシン 99F ジェットブーストのご紹介でした。
先に述べた通り、サイレントアサシン 99シリーズには、他にサスペンドモデルやフラッシュブーストモデルなどもありますので、そちらも是非チェックしてみてください。