リールに関して

24ルビアスシリーズ 4タイプの使い分け!LTモデル・SFモデル・ST LTモデル・ST SFモデルの違いは !?


ダイワ製ミドルクラススピニングリールとして絶大な人気があるルビアスシリーズ。

2025年現在は24ルビアスシリーズが発売されていますが、今回のシリーズは従来に比べラインナップ数がかなり多くなっています。

理由はとしては、通常のLTモデルに加え、SF・ST LT・STSFの3タイプが新たに加わったからです。


ダイワ製スピニングリールに詳しい方ならばピンとくるかもしれませんが、これはハイエンドモデルである23エアリティから始まったラインナップ群です。

管理人も、最初は23エアリティのみの展開かと思っていましたが、まさか24ルビアスシリーズでも同じようなラインナップが展開されるとは驚きでした。

でも、そうなると、また各機種でどう違うのかきちんと知りたいところ。


ということで、今回は前回の23エアリティシリーズと同じく、24ルビアスシリーズでのLT・SF・ST LT・STSF各モデルの違いを見ていこうと思います!

ちなみに今回も、内部構造の仕組みではなく、実釣でのことを考えて影響の強いボディサイズとマグシールドの有無によって違いをみていきます


24ルビアスの4パターンとは

出典:ダイワHP

24ルビアスシリーズにラインナップされているの4つの機種パターンのご紹介です。

4つのパターンは以下のような感じになります。

1 : LT
2 : ST LT

3 : SF
4: ST SF

表記としては23エアリティシリーズと同じです。

相変わらず、STやらSFやら頭がこんがらがりそうになりますが(^ ^;)

その特徴を、この記事でも“ボディサイズ””マグシールドの有無”という2点に絞ってみていこうと思います。

その1 : ボディサイズによる区別

出典:ダイワHP


まずはボディサイズに関しまして。

これに関する表記は2つ、“LT(ライト&タフ)”と“SF(スーパーフィネス)” になります。

2025年現在のスピニングリールの標準サイズはLTモデルが基軸となっており、そのLTモデルのボディサイズより約15%ほど小さくなっているのがSFモデルとなります。

ちなみに、23エアリティモデルのSFはLTモデルより約20%ほど小さくなっているとの記載があり、SFモデルの小型化の割合を比べると23エアリティモデルの方がより小さなボディサイズになっているようです

ここら辺は、ボディ素材の違い(ザイオンか金属か)によるところでしょうか?

出典:ダイワHP

今回も写真にて2000番サイズの写真を比較してみると、左側のLTモデルより、右側のSFモデルのボディがより小さいこと、フットのデザインが異なっていることが分かります。

ちなみに、以上の説明の通り、LTとSFはボディサイズの違いを区別するための表記なので、この2つが同時に表記されることはありません。


これが、まず一つ目の大きな違いであるボディサイズの違いになります。

1 : LT (標準サイズのボディ)
2 : ST LT (
標準サイズのボディ)
3 : SF (コンパクトボディ)
4 : ST SF (
コンパクトボディ)


その2 : マグシールドによる区別

出典:ダイワHP

もう一つの区別点は、“マグシールドの有無”です。

この点に関しては、”ST(センシティブチューン)”という表記が関係してきます。


2025年現在のダイワ製スピニングリールには、一部の機種(エリアトラウト用やバス用の専用機種)を除いて、マグシールドの搭載が標準化されています。

水がリール内部へと侵入するのを防ぐ機構として搭載されているマグシールドですが、デメリットとして挙げられるのが、エリアトラウトやアジングなどで軽いルアーを使う時に巻き重りを感じる場合があるという点です。

この為、一部ではマグシールドを無効化するチューンなども流行ったりしましたが、STモデルはこのマグシールドが最初か非搭載になっています。



どこが非搭載になっているかは、モデルによって異なっており、詳細は下記に記載しています。

ラインローラー部 ピニオンギア部
LTモデル ×
ST LTモデル × ×
SFモデル ×
ST SFモデル × ×

こう見ると、24ルビアスシリーズでは、ラインローラー部には全モデル共通でマグシールドが搭載されておらず、ピニオンギア部にはSTモデルだと非搭載になっている、という比較的わかりやすい内容になっています。

23エアリティシリーズでは、モデルによってラインローラー部にもマグシールドが搭載されていて、その有無の判別も必要だったので、24ルビアスシリーズはかなり分かりやすいです。



以上の2点を踏まえ、24ルビアスの4タイプを比べてみると、

1 : LT (標準サイズのボディ+ピニオンギア部のみマグシールド搭載)
2 : ST LT (標準サイズのボディ+
マグシールド完全非搭載)
3 : SF (コンパクトボディ+ピニオンギア部のみマグシールド搭載)
4 : ST SF (コンパクトボディ+
マグシールド完全非搭載)
※ラインローラー部は全モデルマグシールド非搭載

という違いがあるようです。

LTモデル

LTモデルは標準サイズのボディにピニオンギア部のみマグシールドが搭載されているモデルです。

対応機種は12種類。

LT2000S-P・LT2000S-H
LT2500S・LT2500S-DH・LT2500S-XH
PC LT2500・PC LT2500-H
LT3000-H
PC LT3000・PC LT3000XH
LT4000-XH
LT5000D-CXH

※PCは”パワーカスタム”の略称です。通常のスプール番手に搭載されているボディより1サイズ大きなボディが搭載されており、巻き上げのパワーを強化しているモデルになります。
例:PC 2500番のボディにはLT3000番のボディが搭載されています


2000番から5000番までラインナップされていますが、23エアリティシリーズと同じく、3000〜5000番はこのLTモデルしかラインナップがありません

これは、STモデルやSFモデルがライトゲーム向けのセッティングになるので、ソルトウォーターで大型の魚をターゲットにするモデルには必要ないという事だと思います。

ですので、24ルビアスシリーズでも、3000〜5000番を探されている方には今回のSTやSFの区別は考える必要がないです。


2000番と2500番に関してですが、従来モデルを使用されていて特に気になる点がない方はこのLTモデルで問題ないと思います。

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SFモデル

SFモデルは、コンパクトボディにピニオンギア部のみマグシールドが搭載されているモデルです。

対応機種は4種類。

SF 2000SS-P・SF 2000SS-H
SF 2500SS・SF 2500SS-H

LTモデルと同じくピニオンギア部のみマグシールドが搭載されています。

違いはボディサイズ。

全体的にコンパクトになっているので、軽量になり扱いやすくなっているのはもちろんですが、内部機構の違いで巻き心地にも違いがあるはずです。

また、昨今のライトゲーム用ロッドはかなり軽量のものも多いので、それらに合わせるのもオススメです。

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ST LTモデル

ST LTモデルは、標準サイズのボディにマグシールド完全非搭載となっているモデルです。

対応機種は2種類。

ST LT2000S-P
ST LT2500S-XH

標準サイズボディでマグシールドレスなので、従来の使い心地で巻き感を軽くしたい方にオススメです。

ST LT2000S-Pはエリアトラウトやアジング・メバリングで、ST LT2500S-XHはソルトでのミドルゲームやバス釣りなどに。

注意点としては、マグシールドレスなのでソルトウォーターで使用された後は、放置せずに水で洗うなどのメンテナンスが大切だと思います。

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ST SFモデル

ST LTモデルは、コンパクトサイズのボディにマグシールド完全非搭載となっているモデルです。

対応機種は4種類。

ST SF 1000S-P
ST SF 2000SS-P・ST SF 2000SS-H
ST SF 2500SS-H

標準サイズより小さなボディと完全マグシールドレスによる巻き心地の軽さを併せ持つ、4モデルの中でも一番特徴のあるタイプ。

かなりライトゲームでの軽量ルアーを使うのに寄ったスペックなので、ライトゲーム専用モデルと言っても過言ではないと思います。

ここまで小型で軽いと、正直使う方によって賛否両論になる機種とも思いますが、24ルビアスでラインナップされたことで今まで気になっていた方々も試しやすくなったと思います。

気になられていた方は候補に入れてみてもいいのではないでしょうか?

こちらのモデルも、ソルト釣行後のメンテナンスは忘れずに!

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まとめ

以上、今回は24ルビアスにラインナップされている4つのタイプについて纏めてみました。

23エアリティで初めてラインナップされた4タイプが、まさか24ルビアスにも施されるとは思ってもいなかったので、最初聞いた時はかなり驚きました。

ですが、興味があっても手が出にくかったモデルも、24ルビアスだと大分試しやすくなったので、これは管理人的にも嬉しいサプライズではありました。

まとめてみると、判別しにくい部分はやはりありますが、23エアリティに比べればまだ分かりやすい内容だと思います。

細分化されるのはめんどくさい部分もありますが、逆に言えば釣り人側の細やかなこだわりを反映できるということでもあります。

そういった方々の選択時に、今回の内容が判断材料になれば幸いです!

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