バス釣り

ベイトリールを左ハンドルから右ハンドルへ買い直した話

皆様、バス釣り用でベイトリールを購入される際、右ハンドルと左ハンドルどちらを選ばれるでしょうか?

管理人は右利きなのですが、どちらも使ってみた結果ベイトリールに関しては右ハンドル一択で落ち着いていたんです。

しかし、24カルカッタコンクエスト シャローエディションを購入する時は、色々考えて左ハンドルを買いました。

既に持っていた21カルコン 100HGと差別化したかったのと、後々はバス釣りだけでなくネイティブトラウトとかトゥイッチなどのロッド操作がメインになる釣りでの使用も視野に入れていたからなのですが。。。

やはり右ハンドルに戻すことにしました。

主な理由としては、フッキングがうまく出来なかったから、です。

ベイトリールの有名な論争

バスフィッシングをしていると、ベイトリールのハンドルを右ハンドルにするか左ハンドルにするか、というのはクランクベイトを使う際に最適なギア比は?という話題同様、結構議論される内容だと思います。

ベイトリールの場合は、スピニングリールのように簡単にハンドルの向きを変更出来ないですし。


今まで管理人が見聞きしてきたイメージでは、日本で言えば、ベイトリールは左ハンドルで使う人が多数派だと聞いています。

割合が多い右利きの方が、利き手である右手でロッドを持って左手でハンドルを巻くために左ハンドルを使う、ということですね。



これは、利き手でロッドを持つことで、”キャスト→クラッチOFF→巻き始める”という動作をより素早くやるためだと考えられます。

利き手と逆のハンドルを使うメリット

バスフィッシングの場合、ベイトリールで使用するクランクベイトなどの巻き物は、広いエリアをどんどん移動しながら釣りをしたり、1箇所のポイントで何回もルアーを投げてネチネチ探るなど、より手返しよくキャストしたい場面が多々あります。

ベイトフィネスやジグ&テキサスで使用する際も同様に、永遠と続くアシ際をフリッピングなどで打っていく場合にはとにかくキャスト数をかせぐため、やはり手返しよくキャストしたくなります。

どちらの場合も、ルアーが水中にある時間が長いほど、釣れる確率が高くなりますからね。



この時、利き手と同じ側のハンドルを使った場合(例:右利きの人が右ハンドルを使った場合)、キャストのたびにロッドを持ち替える必要が出てきます。

つまり、”キャスト→ロッドを持ち変える→右手でクラッチOFF→→巻き始める”という感じです。

ちなみに、利き手と逆側のハンドルを使った場合(例:右利きの人が左ハンドルを使った場合)は、”キャスト→左手でクラッチOFF→巻き始める”です。

結果として、利き手と逆のハンドルを使った方が、キャストからルアーを動かすまでの工程が少ないので、その分時間短縮出来るメリットがあるわけです。

”ロッドを持ち替える”という動作をするかしないかだけですが、実際にバス釣りをすると明確にリズムと総キャスト数に差が出てきます。



もう一個メリットがあるのは、着底直後のアタリに対してすぐにフッキング動作が出来る、という事です。

カバーなどの障害物を狙っていくバス釣りでは、水面にルアーが落ちた直後に反射的にブラックバスが喰いついて来ることもありますので、この時にロッドを持ち替えているとフッキング動作が出来なかった、ということも起こり得ます。


こんな感じで、バス釣りでは利き手と逆のハンドルを使うことのメリットが多いので、左ハンドルのユーザーが多いのだと思います。

利き手と逆のハンドルを使うデメリット その1

では、右利きである管理人がなぜメリットの多い左ハンドルから右ハンドルに変更しようと思ったのか。

理由は、最初にも書きましたが、フッキングがうまく出来なかったから、です。

ただ、このデメリットに関しては管理人の腕の筋力の無さやフッキング時のクセが原因なので、全ての人に当てはまらないとも思います。



前に、朝から釣りを始めたのですが中々バスからの反応が得られない日がありました。

休むことなくひたすらキャストを続けてそのまま何の反応もないまま夕方になり、夕まずめにテキサスリグでようやくバイトがあったのですが。。。

フッキングしようとしたら、腕に力が入らずバラしてしまい、めちゃくちゃ凹んだことがありました。

原因は、この日は朝から左ハンドルのベイトリールでテキサスリグをやり続けていたので、恐らく右腕の疲労が溜まって瞬間的に強い力を込めることができなかった事だと思います。

あと、利き腕のせいか、フッキングをどうしても腕の力だけでやってしまうクセもあったみたいで。

力が出せない疲労した腕で、腕の力だけで硬いテキサスロッドのフッキングをしようとしたんだから、そりゃフックアップしなくて当たり前です。

ちなみに、その後右ハンドル・左手でロッドを持っている時に試してみたところ、腕力のなさを補う為かロッドエンドを脇に固定しながら体を回してフッキングするようなので、疲弊していてもフッキングに必要な力は出せることが分かりました。

なので、この失敗を繰り返して悔しい思いをしないよう、管理人は右ハンドルがベースになりました。

利き手と逆のハンドルを使うデメリット その2

腕の力がないのであれば、筋トレとかして腕力を上げればいい話では?と考えた時もあったのですが、これは止めました。

理由は、結果的に手首や肘を怪我するリスクが高そうだから、です。


バス釣りってなんだかんだで長年やっているとあちこち怪我をするリスクがあるように思います。

例えば、バスボートに頻繁に乗っているトーナメンターやガイドの方が、膝や腰を痛めてサポーターをつけていたり、ヘルニアの手術を受けた、という話も結構ありますし。

今回の内容で言えば、長年右利きで左ハンドルを使っていたプロが、腱鞘炎やテニス肘になってしまい手持ちのベイトリールのハンドルを全て右ハンドルに変えた、という人もたまにSNSやブログなどで見かけます。


管理人はこういうプロの方々ほど釣りをしているわけではありませんが、こういう怪我は一度痛めると中々治りにくいですし、日常生活や仕事に支障をきたすリスクも無視できません。

これらの理由で、管理人は基本ベイトリールは右ハンドルオンリーで使うようになりました。

あとは余談になりますが、スピニングタックルの存在もあります。

スピニングタックルは、利き手以外でロッドを持つとどうしても操作がぎこちなくなってしまいストレスが溜まるので、利き手(右手)でロッドを持つようにしています。

バス釣り用スピニングの場合は、ベイトタックルに比べタックル重量が軽くでき、ルアー自体の重量や抵抗も軽い、加えてフッキング時にそれほど力を入れなくてもいいので、腕に掛かる負荷は比較的軽く怪我のリスクも低いだろうから大丈夫かな?という考えです。

結果、ベイトロッドを左手で持ち、スピニングロッドを右手で持って負荷を分散させている、というのが現在のスタイルです。

まとめ

以上が、管理人のベイトリールが右巻きオンリーになった理由です。

今回は、ネイティブトラウト釣行と持っているリールとの差別化の為に久々に左ハンドルを買ってみましたが。。。

改めて、右ハンドルで使ってみると、もう体が慣れているせいか、こっちの方が違和感なく釣りが出来ました。

問題の1つである差別化の件は、その後発売されたアベイル製ナロースプールのおかげで24カルコンが特徴的な別物リールになってしまったのでクリア。

ネイティブトラウト釣行に関しては、悩みどころなのですが。。。

まあ、以前はやりにくさを感じながらも右ハンドルで釣りしていたので、そのまま右ハンドルを使うかもです。

我慢しきれず、150g台軽量ベイトフィネスリールの左ハンドルを別途用意するかもしれませんが、その時はまた手の調子と相談しながら使っていこうと思います。