カルコンシリーズ初のXG(エクストラハイギア)搭載モデルが登場したことで、バスフィッシングでのビッグベイトなどの釣りだけでなく、ソルトウォーターでのシーバスなど一気に活躍の場が広がった22カルカッタコンクエスト XGシリーズ。
そんなカルコン 200番に対応するカスタムスプールがアベイルから発売されましたので、早速手に入れてみました!
商品詳細
正式な商品名は、”アベイル マイクロキャストスプール 21CNQ2044R”。
ざっくり商品の説明をすると、PEラインの使用を前提とした21-22カルコン 200番専用カスタムスプールです。
ですので、ナイロンラインやフロロラインを使った釣りには対応していないとのことです。
無理して使えないことはないと思いますが、結構浅溝なのでカルコン 200でよく使われるであろう16lbや20lbの使用では糸巻き量が少なすぎるように思います。
バス釣りやロックフィッシュなどで太いフロロラインを使われる方は、純正スプールの方が使いやすいと思われます。
このスプールは、1号や1.2号あたりのPEラインを使って遠投する釣り(シーバスなど)をされる方に最適です。
スペック
溝深さ | 4.4mm |
スプール本体材質 | 超々ジュラルミン |
スプール軸素材 | 超々ジュラルミン |
重量 | 8.9g (純正:11.6g) ※SVS未装着・ベアリング込重量 |
適合機種 | 21カルカッタコンクエスト 200 21カルカッタコンクエスト 201 21カルカッタコンクエスト 200HG 21カルカッタコンクエスト 201HG 22カルカッタコンクエスト 200XG 22カルカッタコンクエスト 201XG |
ラインキャパ | PE1.0号-180m、PE1.2号-150m PE1.5号-120m、PE2.0号-90m |
細かいスペックは上の表の通りになります。
ベイトリールを用いてのシーバスフィッシングでよく使われているPE1.5号やPE2.0号も100m前後巻けるスペックを持っています。
細いPE1.0号では180m巻けるとの事。
幅広いPEラインの号数に適度な糸巻き量を撒くことが出来るので、非常に汎用性が高いと思います。
ブレーキシステム
ブレーキシステムは、遠心ブレーキとマグネットブレーキのどちらにも対応。
遠心ブレーキの場合は、純正スプールに取り付けられているSVSブレーキユニットを取り外して、移植する形になります。
この際、アベイルからSVSユニットを取り外すための工具(プラー)を使うと、ユニットを安全に取り外せるのでオススメです。
マグネットブレーキの場合は、専用ブレーキがアベイルより発売されているので、それをリールに取り付ける形になります。
製品名は、”マイクロキャストブレーキ 21CNQ200”です。
どちらのブレーキを取り付けるかはお好みになりますが、管理人はシーバスフィッシングで遠投したいので、遠心ブレーキ仕様にするつもりです。
あと遠心ブレーキのメリットとしては、巻き心地も軽くなることです。
ダイワ製マグネットブレーキであるマグフォースシリーズは別として、固定式マグネットブレーキはスプールが回転するとブレーキ力が発生する仕組みなので、リーリング中に少〜し抵抗感が出ます。
カルコンはシルキーな巻き心地も特徴的なリールなので、それを最大限活かしたい、という思惑もあり、より軽快に巻ける遠心ブレーキを選択した感じです。
組み込んでみた
スプールカラーは、発売発表当時はブラックのみでしたが、現在はシャンパンゴールドも選択可能です。
管理人は、シャンパンゴールドでフルカスタムしている21カルコン100HGと区別しやすいようにブラックにしてみました。
奮闘記
ここで、ちょっと管理人のカスタム奮闘記を。
シーバス用ベイトタックルとして管理人が用意したのが、
・リール:22カルカッタコンクエスト 200XG
・ロッド:23ディアルーナ B86M
ロッドは、シーバスだけでなく近距離でロックフィッシュなども狙いたかったので、あえてMLではなくMに、レングスも短めをチョイスしていました。
① 純正スプール + バス用フロロライン 20lb
上記のタックルで、まずはフロロライン巻いてやっていました。
この時は、シーバスメインというよりロックフィッシュメインでの使用を想定していたのでフロロラインを巻いていました。
シーバス狙いの時は、20gのスピンテールジグをメインに使用して、飛距離は大体40mほどだったと思います。
その後、堤防や大型河川でのシーバス狙いをメインにしたくなり、流石に飛距離が乏しいと感じたので、ラインを変えることを考えます。
② 純正スプール + PEライン(4本編み) 2号 + リーダー 20lb(5ヒロ)
次に試したのが、PEライン。
太さは2号を選択し、ルアーは同じく20gのスピンテールジグ(鉄板ブレード)。
さすがPEラインといいますか、キャスト時のライン抜けがフロロカーボンラインとは全く違い、キャスト時のルアーの抜け感もスムーズ。
飛距離も伸びていました。
とはいえ、PE2号を純正スプールに巻く場合、約200m巻くことが出来るので、軽いPEラインとはいえスプール重量が気になるところ。
加えて、自分のFGノットの組み方が悪いのか、ディアルーナのガイド径が小さいからなのかは分かりませんが、結構結び目がガツガツ当たって飛距離が落ちている感じもあり。
なので、より細いPEラインに変えてみようと思ったのですが、純正スプールでPE1号とかを巻くと、約400mとか巻けてしまうので。。。
ここで自分は、細いPEラインを150mくらい巻ける浅溝スプールに交換してみよう、と思い至りました。
③ マイクロキャストスプール 21CNQ2044R
+ PEライン(4本編み) 2号 + リーダー 20lb(5ヒロ)
ここで、今回のメイン、マイクロキャストスプール 21CNQ2044Rの登場です。
最初はすぐにPE1号とか巻いてみようかと思ったのですが、その前に試しに前回と同じPE2号とリーダー 20lbを組んでみて違いを検証してみることに。
21CNQ2044RスプールにPE2号は約90mのランキャパなので、純正スプールと比較して半分ほどキャパが減っています。
さあ、どう変わるか!?と実際に投げてみると。。。
正直、純正スプールにPE2号を巻いた時と飛距離が変わらない?という感じでした。
色々調べていると、相変わらずキャスト時にノット部がガイドにゴツゴツ当たっていたので、これが主な原因の様でした。
ロッドのガイド径の大きさって重要だなぁと学びつつ、すぐに細いPEラインに変更することに。
④ マイクロキャストスプール 21CNQ2044R
+ PEライン(4本編み) 1号 + リーダー 16lb(7ヒロ)
+ かっ飛びチューニングキット AIR HD
いよいよ本命のセッティングです。
PEラインも一気に1号まで落とし、リーダーもワンランク細い16lbにしてみました。
リーダーは少し細めにし、加えてバックラッシュ対策として長さも少し長めに変更。
あと、ちょっとベアリングの回転が悪い気がしたので、ヘッジホッグスタジオのかっ飛びチューニングキット AIR HDに変更しました。
内部ボールがセラミック製でオープンタイプのベアリングですね。
シーバス用ベイトタックルとしてはかなり細いセッティングになりますが、ものは試し。
正直、準備中はいきなりバックラッシュして終わりだろう。。。と思っていました。
が、
これが何故か非常に気持ちよくルアーが飛んでいってくれました。
ルアーは変わらず、20gのスピンテールジグ(鉄板バイブ)。
心配していたバックラッシュなどのトラブルもほぼなし。
ラインが細くなったことでノットの大きさが小さくなったからか、キャスト時のゴツゴツ感もほぼなし。
ベアリングを交換した効果もあってか、よりスムーズにラインが出ていってくれる印象です。
おおまかな計測ではありますが、60~70mほど飛ばせる様になった様に思います。
ここまでくると、キャストするのが楽しくなってくるほどです。
そして、この時に、このスプールは細いラインで使用した時に真価を発揮するのかな?とも思いました。
さらにセッティングを煮詰める
というわけで、色々試してみた結果、マイクロキャストスプール 21CNQ2044R + PEライン(4本編み) 1号 + リーダー 16lb(7ヒロ) + かっ飛びチューニングキット AIR HDの組み合わせが管理人的に良かったのですが。
今回、ロッドが8.6フィートと短く、硬さもM(ミディアム)とシーバス用としてはちょっと硬かったので、これを96MLとかで投げてみたらどうなるか?と思ってしまい。
あと、ラインもベイトでPE1号は細いかな?と思ったのでPE1.2号にしたらどうなるか?
などなど、まだ色々試しているので、それはまた今度追加で書かせてもらおうかと思っています。
まとめ
以上、アベイル 21CNQ2044Rのご紹介でした。
印象としては、これぞカスタムスプールの存在意義!という感じで、交換することでPEラインを使用する時にロングキャストやライン管理が非常にやりやすくなりそうです。
既に何パターンか試してみましたが、まだまだ色々なセッティングを試してみようと思います。
皆様も是非試されてみてください!
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