
ルアーでのシーバス狙いというと基本的に鉄板バイブやシンキングペンシル、ミノーなどが主流ではありますが、ワームをジグヘッドにつけたものもよく使われます。
ただ、ハードルアーに比べるとワームのバリエーションが乏しく、種類も少ない感じがします。
そんなシーバス用ワームリグの中で、定番と言われ発売から年月が経っているにも関わらずいまだに購入が困難なルアーが今回紹介する”コアマン VJシリーズ”です。
外観

コアマンから発売されているVJシリーズは、専用ジグヘッドとワームがセットになった状態で売られており、スペアワームが1本付属しています。
ウエイトのラインナップは、16g・22g・28gの3モデル。
オカッパリでの使用だと16gが一番人気だと思います。
そして、このルアーの最大の特徴は“ワーム素材が付いているけどバイブレーションのようなアクションをする点”だと思います。

シーバスでのワームフィッシングで基本となるジグヘッドリグは、シャッドテールタイプを使うことが多く、このタイプはテール部の振動で魚にアピールしますが、手元にルアーの振動が伝わるほど激しい動きではありません。
ですが、VJシリーズはバイブレーションプラグほど明確ではありませんが、手元にアクションの振動が伝わってきます。
このバイブレーションと同じアクションだけど動きは控えめなアクションが、鉄板バイブなどで反応しなかったシーバスによく効くと言われているのが、人気の要因だと思われます。
ちなみに、VJはVIBRATION JIGHEADの略称です。

ルアー構成は、独自形状のジグヘッドとボディを構成するワームの2つ。

トレブルフックが2個付いている点も一般的なジグヘッドとは大きく異なる点です。

ワームは先端部分に差し込むことで固定されます。
こうみると、ワームの可動域は広く、ワーム本体はハンドポワード製なのでハリがありつつ適度に柔らかい印象。

ジグヘッドの裏にはメーカー名とルアー名、ウエイトサイズがプリントされています。
使い方
使い方としては、鉄板バイブと同じくただ巻きが基本との事。
キャストして任意の層まで沈めて、あとはただ巻くだけ。
ストップ&ゴーなども有効だそうです。
注意点としては、ワームがジグヘッドよりずれていると正しくアクションしなくなってしまうので、適時確認しながら釣りをすると良いとの事です。
VJシリーズのスペアパーツ

VJのワーム部分はどうしても消耗が気になるところですが、コアマンよりワーム部分がアルカリシャッドという名称で別売りされています。
カラーのラインナップも多くありますので、持っているカラーと違うものを取り付けたりするカラーカスタムも出来ます。
もちろん、これをジグヘッドにつけて使うことも可能です。
最近ではソルトでのミドルゲームで5gほどのジグヘッドにつけて色々な魚を狙うのも人気のようです。
まとめ

以上、今回はコアマン VJシリーズのご紹介でした。
ワームが取り付けられているけどアクションはバイブレーションという非常に珍しいアクションをするルアーで、他の魚種を狙うルアーにも見られない唯一無二のものだと思います。
シーバスのデイゲームでバイブレーションを流した後や、人気のポイントなどで使うとより強みを活かせると思います。
釣具屋などで見かけた際には、是非使ってみてください!