リールカスタムパーツ

25タトゥーラSV TW 100・200シリーズをベアリングカスタムしてみる!

出典:ダイワHP

ダイワ製バス釣り用リールとして人気の高いタトゥーラSV TWシリーズ。

今ではバス釣りだけではなく、ソルトでも愛用者が多いリールでもありますが、今回は2025年現在で最新機種である25タトゥーラSV TWで出来るベアリングカスタムに関してご紹介させてもらえればと思います!

カスタム箇所は3箇所

25タトゥーラSV TWのベアリングカスタム箇所は全部で3つあります。

・ハンドルノブ
・ウォームシャフト
・スプールベアリング

ハンドルノブ部とウォームシャフト部は、プラスチックのカラーが入っている部分をベアリングに置き換えるカスタム。

スプールベアリング部は、純正状態で既にベアリングが組み込まれていますが、セラミックタイプのベアリングに交換したり、ゴリ感などで劣化したものを新品に交換する、という内容になります。


ただ、正直に言うとベイトリールのベアリング交換は全体的に難易度が高めなので、管理人としてはあまりオススメは出来ません。。。

ハンドルノブに関しては慣れればそうでもないのですが、他の部位に関しては作業自体がかなり専門的で複雑になります。

その理由は下記にて書かせてもらいますが、ベイトリールのカスタムってこういうこともできるんだ、くらいの感じで読んでもらえると幸いです。

ハンドルノブ部

ハンドルノブ部ですが、25タトゥーラSV TWは1つのノブにベアリングが1個・カラーが一個組み込まれている構造になっています。

先に紹介したことがある、24ルビアスなどと同じですね。

そして、ノブが2個あるので、プラスチックカラーをベアリングに交換する場合には新品のベアリングを2個用意する必要があります。

ベアリングのサイズは、740ZZサイズ(内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm)が適合します。


ベアリングカスタムとしては定番のもので、ノブがクルクル回るのが見た目でも触ってもわかりやすく、オススメです。



オススメのキットとしては、SLPワークスより発売されているハンドルノブ用ベアリングキットが25タトゥーラSV TWにも使えます。

淡水用のSUSタイプと海水用のCRBBタイプの2種類がありますので、釣りに応じて選んでもらえればOKです。

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ウォームシャフト部

出典:ヘッジホッグスタジオHP

続きまして、ウォームシャフト部のベアリングチューニングキットです。

レベルワインドを動かすパーツの一つであるウォームシャフト。

この両端がプラスチックカラーによって支えられているのですが、これをベアリングに交換することで回転効率を上げようというカスタムです。

ベアリングのサイズは、ハンドルノブ部と同じく、740ZZサイズ(内径4mm×外径7mm×厚さ2.5mm)が適合します。


キットはヘッジホッグスタジオから発売されています。


このカスタムもハンドルの回転が軽くなるのでオススメではあるのですが。。。

交換がとにかく大変です。

というのも、ウォームシャフト部の分解をするためにリールをかなり分解する必要があるからです

オーバーホールを行うくらいバラバラにしないと交換が出来ないので、日常的にリールの分解を行なっていて、そのための専用工具なども持っている方でないとまず失敗すると思います。


ですので、管理人のおすすめとしてはメーカーやサードパーティのオーバーホールサービスに出される時にチューニングが出来ないか依頼してみるのが一番確実だと思います。

ダイワのTWS構造のベイトリールは、分解清掃がホント大変なので。。。。

スプールベアリング

最後にスプールベアリングです。

純正状態で既にベアリングが組み込まれていますので、チューニング内容としてはベアリングタイプの違うものに交換するか、劣化したベアリングを交換するかのどちらかになります。


25タトゥーラSV TWはスプールにベアリングがないタイプなのでベアリングリムーバーを使う必要がないタイプです。

6角形のベアリングストッパーリングを外すだけでベアリングを取り出すことが可能ではありますが、パーツの紛失にはご注意を。




スプールベアリングは少し前に話題になったこともあり色々な種類のものが発売されていますが、25タトゥーラSV TWはバス釣りなどで10〜20gくらいの標準〜少し重ためのルアーによく使われると思います。

それを考慮すると、BFSタイプやダブルボールベアリングなどではなく、標準的な作りのベアリングがオススメです。


キットとしては、SLPワークスより”SLPW BBベイトスプールキット 淡水専用 B”というのが発売されていてベアリングサイズは合っていると思うのですが、適合欄に25タトゥーラSV TWが乗っていなかったので今回は省略しています。

なので、管理人のオススメであるヘッジホッグスタジオ製の2点をご紹介。


ZRがステンレス製でAIR HDがセラミック製のベアリングになります。

どちらも純正ベアリングとほぼ同じ作りですが、異なる点として、本来あるシールドが片方ない構造をしており、グリスレスタイプなのが特徴です。

これらの構造のおかげで回転が軽いのもの特徴です。


値段的に見てもZRタイプがオススメではありますが、パーツクリーナーなどでこまめにベアリング洗浄を行う玄人の方にはぜひ一度高い強度を持つセラミックタイプも使ってみてもらいたいです。

まとめ

以上、今回は25タトゥーラSV TWシリーズのベアリングチューンに関して書かせてもらいました。

ハンドルノブ・ウォームシャフト・スプールベアリングの3箇所が作業可能でキットもあると紹介させてもらいましたが、正直言うとベイトリールのカスタムは難易度が高めです。

スピニングリールのベアリングチューニングに比べ、ボディを分解したりする場合も多く、少し組み間違えただけで正しく動作しなくなることもザラなので、管理人としてはメーカーなどにオーバーホールへ出した際、ついでにやってもらうというやり方が一番オススメです。

ただ、世の中にはベイトリールのカスタムを自分でされている玄人の方々も多いと思いますので、そういう方々には商品の紹介が何らかの役に立てば幸いです。