リールに関して

シマノ製ベイトリール 22カルカッタコンクエスト 200XGをインプレ 開封の儀 編

2021年にリニューアルされ新発売となったカルカッタコンクエストシリーズ。

発売当初は100番サイズと200番サイズにノーマルギアとハイギアがラインナップされていました。

管理人は100番のハイギアモデルを速攻で予約し、カスタムして現在まで使い倒しているのですが、2022年にそのカルコンシリーズに追加モデルの発表がありました。

それが、今回紹介する”22カルカッタコンクエスト 200XG”です!

200番手にだけ、ギア比違いのXG(エクストラハイギア)モデルが加わりました。

元々はブラックバス用

カルカッタコンクエストというと、元々ブラックバス用のベイトリールとして発売が開始された歴史がありますが、近年ではソルトウォーターでのシーバスフィッシングなどで使われることも多くなってきていました。

ソルト用では船でのタイラバやジギング用などとしてオシアコンクエストシリーズが別ラインナップされていますが、14カルカッタコンクエストが発売されたあたりから、シーバスやロックフィッシュなどに使われる機会も増えたと思います。

これは専用ベイトロッドやPE専用カスタムスプールなどが発売されてきた、という背景もあるはずです。

それに伴い、ソルトウォーターフィッシングでスタンダードであるXGギアの搭載を希望する声にメーカーが答えてくれたのかは分かりませんが、エクストラハイギア搭載のカルコンがついに発売されました。

管理人も気になっていたので、早速詳細を見ていきたいと思います!

全体

全体
左後
右後

リール全体の外観としては、先に発売されている21カルコン 200シリーズと違いはなさそうです。

丸型リールでありながら、各所にエッジの効いたデザインになっており、見ていて飽きない、非常にカッコいいリールだと思います。

もうPEライン巻いちゃっていますが。。。

スプール本体の構造は、マグナムライトスプール3/S3Dスプール構造。

ブレーキシステムは最新のSVSインフィニティ。

この遠心ブレーキシステムは、外部ダイヤルで調整が可能なので、実釣時に非常に便利です。


スペック

リールスペックを見てみますと、基本的な部分は先に発売されたノーマルギアモデルやハイギアモデルと違いはありません。

違う点としては、”エクストラハイギア搭載とハンドル長”の2点です。


エクストラハイギア搭載はこのモデルの最大の特徴ですが、ハンドル一回転における最大巻上長は89cmとなっています。

これは、ステラやツインパワーなどのギア比 5.3:1搭載の4000番とほぼ同程度の糸巻き量があります(最大巻上長:87cm)。品番で言えば、4000番や4000M番あたりです。

これらより上の4000MHG番(最大巻上長:93cm)や4000XG番(最大巻上長:101cm)と比べると若干少なくはなりますが、それでも十分な巻き上げ長と思います。

実際に、高さがある堤防やリフト&フォールなどで使用してみても、違和感はなかったです。

次にハンドル長が90cmに変更になっています。

ちなみに、ノーマルギア・ハイギアモデルでは84cmでした。

XG搭載によって増える巻重り感を軽減させる狙いもあると思いますが、ハンドルが長いことによってスローに巻きやすい、というメリットもあると思います。

個人的にいいと思う点

ここでは、14カルコンシリーズと比較して、管理人がよかったと思う点を何個か挙げてみようと思います。

1つ目は、コンパクトなボディに直径38mmの大きなスプールが組み込まれている点です。

元々丸型リールは大きくて握りにくいというイメージがありましたが、昨今のモデルはコンパクト化が進んでいて、21カルコン 200番シリーズのパーミング感は初代カルコンの100番と同じくらいだと言われています。

実際にロッドにセットして持ってみても、非常に持ちやすくなっています。

そのコンパクトなボディに直径38mmのスプールが組み込まれています。

直径38mmのスプールといえば、めっちゃ遠くまで飛ぶ!と好評だった12アンタレスシリーズの純正スプール(スプール径 37mm)より大型化されており、ついでに幅も少し狭くなっています。

つまり、このカルコンも遠投性能に優れている可能性がある、ということです。


実際には、12アンタレスシリーズのスプールより深溝なのでラインを巻くとその重さの分飛距離が落ちることが予想されますが。。。

もし、専用の浅溝軽量カスタムスプールが発売されれば、かなり化ける可能性があります。

アベイルから22カルカッタコンクエスト XGモデルにオススメなカスタムスプール、21CNQ2044Rのインプレ! カルコンシリーズ初のXG(エクストラハイギア)搭載モデルが登場したことで、バスフィッシングでのビッグベイトなどの釣りだけでなく...


2つ目は、サイドカバーが取り外し式でなくなったことです。

21カルコンでは、初代カルコンと同じくロックを外すとバネの力でパカッと飛び出してくるタイプです。

そして、サイドカバーがシャフトを介してボディと繋がっている固定式になっています。

14カルコンではちょっと構造が変化していてサイドカバーが取り外し可能な構造だったのですが、SVSブレーキの調整がやりにくかったりサイドカバーを閉めにくかったり、現場でサイドカバーを紛失するかも、など、初代と同じ構造に戻ったのは個人的に嬉しい点です。

3つ目は、14カルコンにあったプラスチックパーツ部分がないことです。

14カルコンではボディ内側部分にプラスチック製のカバーが取り付けられていました。

性能的には全く問題ないのですが、カルコンの美点の一つにフルメタルボディであるというのが頭にあったので、少〜〜〜しだけ残念な気分だった時もありました。

ですが、21カルコンモデルでは元のフルメタルボディに戻ったので、地味な点ですが嬉しかったです。


4つ目はレベルワインドです。

14カルコンではレベルワインド本体のがたつきという名のあそびが結構ありました。

釣りの最中に何か問題が起こることはありませんでしたが、直接触るとグラグラ揺れるのがわかるレベルです。

個人的には結構気になっていたのですが、それが21カルコンシリーズは構造から改善されているようで、普通のレベルワインダーと同じかそれ以下のレベルに落ちついています。

しっかりかっちり感が増したイメージで、地味な部分ですが改善されていて嬉しかったですね!

個人的に残念だなと思う点

購入してよかった!と思える22カルコンXGですが、1点だけこうだったらよかったな、という点があります。

それが、ドラグクリックサウンドがない、という点です。

ソルト用でXGがラインナップされている22エクスセンスDCなどにドラグクリックが組み込まれていたので22カルコンXGにも組み込まれることを期待していたのですが。。。

残念ながら、組み込まれていませんでした。

まあ、カルカッタコンクエストからXGモデルが出てくれただけでも嬉しいので、これは我慢ですね。

まとめ

以上、22カルカッタコンクエスト 200XGの簡単なインプレでした。

21カルコン 100HGを元々バス釣りで使っていて、その使いやすさからXGモデルが発売されたらシーバス用に買いたいなぁ、と思っていたことが実現したので個人的に嬉しい限りです。

実際に持ってみても、文句なしの性能であり、所有感です!

カルコン好きな方でソルトウォーターでの使用を考えられている方は、是非候補に入れてみてください!

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